最初にはっきり言っておきます:Perceptrader AI はグリッドシステムです。名前にある AI は本物で——ニューラルネットワークがトレンド・モメンタム・ボラティリティを読み、勝率の低いシグナルを除外します——しかしポジションを持った後の資金管理はグリッドです。作者自身も説明文にそう明記していますし、当店もそれを「AI 適応型」と言い換えて別物に見せるつもりはありません。
ではなぜ独立した記事にする価値があるのか。実運用記録がこのカテゴリでは極めて珍しいからです:173 週連続稼働、約 3.3 年。
実運用記録(作者の MQL5 シグナル、原典で検証可能)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 稼働期間 | 173 週(約 3.3 年) |
| 総リターン | +341.04% |
| 累計利益 | $14,055.64 |
| 総取引数 | 6,602 件 |
| 勝率 | 65.66% |
| プロフィットファクター | 1.51 |
| 最大ドローダウン | 17.06% |
この表で重要なのは 173 週と 17.06% であって、+341% ではありません。
グリッドの典型的な死に方はこうです:曲線はほぼ直線のように美しく見え続け、ある一方向の相場がナンピンした全ポジションを一度に水没させる。3.3 年を最大ドローダウン 20% 未満で生き延びたということは、現実の一方向相場を何度も通過して破綻しなかったことを意味します。これはどんなバックテストよりも重い——バックテストの期間は選べますが、3.3 年の実運用は選べません。
もう一つ敬意を払うべき数字が 6,602 取引です。このサンプル数なら、勝率 65.66% とプロフィットファクター 1.51 は運ではありません。そして PF 1.51 はグリッドとしては正直な数字です——5 や 6 のように水増しされていません。あの水準は「小さな勝ちを何度も重ね、大きな負けがまだ来ていない」形にすぎません(高勝率を疑うべき理由:Myfxbook 指標の正しい読み方)。
実際の取引の仕組み
- 6 通貨ペア:NZDUSD、USDCAD、AUDNZD、AUDCAD、NZDCAD、GBPCHF——いずれも変動が比較的穏やかな銘柄で、ゴールドや高ボラティリティのメジャーには触れません。グリッドとしては理にかなった選択です。
- 単一チャート・M5 稼働。1 枚のチャートから全ペアを制御します。
- ニューラルネットワークが決めるのは「グリッドを開くかどうか」であって、開いた後をどう耐えるかではありません。勝率の低いシグナルを除外すればグリッドを構築する回数は減りますが、いったん展開されればリスク構造はグリッドのままです。
- リスク管理は多層:含み損の上限(率または金額)、FTMO ルールに準拠した日次ドローダウン上限、最大合計ロット数フィルター、必要証拠金の下限、そして閾値到達後の新規グリッド自動停止。
- ニュースフィルター、暴落フィルター、GMT 自動判定を内蔵。
最後の「ドローダウンが閾値を超えたら新規グリッドを開かない」は、3.3 年の生存を説明する設計判断の一つでしょう。破綻するグリッド EA の多くは、含み損が最も深い局面でなお新しいグリッドを開いています。
受け入れなければならない代償
ここからは代償の話です。この節は特に丁寧に読んでください:
- 17.06% は「実際に起きた最悪値」であって上限ではありません。グリッドのリスクはテールリスクです——3 年強のあいだ極端な事象がなかったことは、次が来ないことを意味しません。グリッドに「最大ドローダウン保証」があると言う人がいれば、それは嘘です(全論点:グリッドとマーチンゲール EA は危険か)。
- 必要資金は軽くありません。作者はレバレッジ 1:30 で $6,000、1:100 で $1,000 を推奨しています。これを下回ると、含み損が解消しきる前に証拠金が尽きます——グリッドが死ぬ最も一般的な原因がこれです(資金の見積もり方:EA にいくら必要か)。
- ヘッジ口座が必須、加えて低スプレッドの ECN 業者と 24 時間稼働の VPS。どれか一つでも欠ければ、作者の実運用結果から大きく乖離します。
- 含み損の最中に手動介入してはいけません。グリッドは平均回帰が含み損を解消することで稼ぎます。最悪の瞬間に手仕舞えば、含み損を実現損に変えるだけです。じっと座っていられないなら、このカテゴリ自体に手を出すべきではありません。
向いている人
- すでに方向性戦略を運用していて、相関の低い一本を足したい人。これはレンジ回帰であり、ブレイクアウトやトレンド系とは構造的に相関しません(組み方:複数 EA のポートフォリオ構築)。
- グリッドのリスク構造を理解し受け入れられる人——「AI」の 2 文字に惹かれて来た人ではありません。
- 資金が十分で、放置しておける口座。
向いていない人
- 小口資金。$1,000 未満なら手を出さないでください。
- プロップファーム挑戦口座。含み損型のドローダウンはトレーリングドローダウン規定と極めて相性が悪いです(代わりに何を選ぶか:EA でプロップファーム審査を通す)。
- 含み損 10% で眠れなくなる人。ページ上の 17% と、自分の口座の 17% はまったく別の体験です。
結論
Perceptrader AI は「安全な」EA ではありません——安全なグリッドは存在しません。しかし本質的に危険なこのカテゴリの中で、実運用 3.3 年、6,602 取引のサンプル、最大ドローダウン 17.06%、プロフィットファクター 1.51 は堅実な成績表であり、その一つ一つが作者の公開シグナルで一取引ずつ検証できます。
もともとグリッドに配分するつもりだったなら、この稼働期間の長さは同類の中で際立っています。もともとグリッドを受け入れないなら、この記録で考えを変えるべきではありません。
当店が取り扱うのは作者の正規ライセンス版 Perceptrader AI MT5 です。商品ページから作者の MQL5 シグナルに直接リンクしているので、上記の数字はすべてご自身で確認できます。
リスク注意:本稿の数値は作者が公開する MQL5 実運用シグナル(2026-07-30 同期)に基づき、原典で検証できますが、過去の実績は将来の成果を示すものではありません。グリッド戦略はテールリスクが極めて高く、極端な相場では資金の全額を失う可能性があります。本稿は投資助言を構成するものではありません——失っても許容できる資金のみでご利用ください。